2021年9月8日(水)に開催された大日本住友製薬「フロンティア事業説明会-FBO Showcase-」において、開発中の手指麻痺用ロボットニューロリハビリテーション機器と、現在実施中の脳卒中慢性期片麻痺患者さんを対象とした順天堂大学及びMELTINの共同研究が紹介されました。
順天堂大学では共同研究にご参加頂ける患者さんを募集しています。詳しい内容については順天堂大学HPおよび臨床研究実施計画・研究概要公開システム (jRCT)に掲載されていますので、ご興味のある方は下部記載のURLをご参照ください
本人の意図に応じ、力強く物体の把持をサポート
本人の指が動かなくても、機器が生体信号を感知し、意図に合わせた運動をサポート。筋肉や腱に相当するワイヤーがしなやかかつ力強く手指を駆動することで、大きさも形も異なる様々な物体の把持を可能にする。
独自のAIが生体信号を解析し、本人の意図を動きに変換
多くの関節が複雑に制御されている手指。「グー」「パー」など、動きの違いによって微妙に変化する生体信号の違いを瞬時に見分けるMELTINの独自技術により、本人の意図とタイミングに応じた動きに変換する。
順天堂大学との共同研究について
2020年6月に順天堂大学とMELTINは、手指麻痺用ロボットニューロリハビリテーション機器の臨床効果検証を目的とした共同研究契約を締結しました。本共同研究は、上肢麻痺症状を呈する脳卒中慢性期患者を対象に、ロボット機器を用いたニューロリハビリテーションの臨床効果検証を目指すものです。 脳神経系組織の可塑性を応用して脳神経ネットワークの再構築を目指すニューロリハビリテーションは、脳卒中などの後遺症により運動機能障害を呈する患者さんの機能回復を目指す手法として注目されています。特に、ロボット機器の開発により、麻痺者の手指運動意図を正確に読み取り運動補助を行うことでニューロリハビリテーションの実現が期待されています。 本共同研究では、MELTINが開発中の手指麻痺用ロボットニューロリハビリテーション機器を用い、脳卒中後片麻痺上肢に対するリハビリテーション治療の効果検証を目的とした特定臨床研究（臨床研究実施計画番 号：jRCTs032200045）を実施しており、早期に患者さんの手指運動機能リハビリテーションの一助となることを目指しています。
特定臨床研究について
【脳卒中後片側上肢麻痺患者のリハビリテーションにおけるロボットリハビリ装置(XMM-HR2)の応用可能性検討-無作為化比較試験-】
臨床研究の詳細や問い合わせ先については、臨床研究実施計画・研究概要公開システム (jRCT)および順天堂大学のHPをご参照ください。
https://jrct.niph.go.jp/latest-detail/jRCTs032200045
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic_c/gcp/contact/
お問い合わせ先
＜臨床研究参加に関する問い合わせ先＞
順天堂大学医学部附属順天堂医院 臨床研究治験センター
臨床試験患者相談窓口
TEL：03-5689-2792/ FAX：03-5802-8182
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/patient/consultation/#consultation07
＜広報担当者連絡先＞
株式会社メルティンMMI
担当：遠藤
TEL：03-6427-6397 / FAX：03-6380-5069
E-mail：envision@meltin.jp
参照リンクURL
・2021年09月08日 フロンティア事業説明会－FBO Showcase－ 動画配信
https://www.ds-pharma.co.jp/ir/library/presentation/
・大日本住友製薬フロンティア事業のウェブサイト
https://ds-frontierbusiness.com/ja/
・共同研究詳細情報（臨床研究実施計画・研究概要公開システム (jRCT)ウェブサイト）
https://jrct.niph.go.jp/latest-detail/jRCTs032200045
・順天堂大学医学部附属順天堂医院 臨床研究治験センター 臨床試験患者相談窓口
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/patient/consultation/#consultation
・本共同研究のプレスリリース(2020/12/25)
https://www.meltin.jp/news/478/